MVNO各社のプランを選ぶ際、月間のデータ通信利用量と料金に目が行きがちです。
私の選んだ楽天モバイル3.1GBプランも、1ヶ月間の合計通信量が3.1GBを超えた場合、通信速度が200kbpsに制限されるというものです。
月間3.1GBでも結構な量ですし、使わなかったデータは繰り越せる、自宅にはWi-Fi環境もあるので充分な容量だと考えていました。
しかし、3日間制限が結構なネックになることが分かってきました。
3日間制限とは月次制限以外に、3.1GBプラン 540MB/3日間、5GBプラン 1GB/3日間、10GBプラン 1.7GB/3日間という制限です。
ちなみに、540MB/3日間合計でどんなことが出来るかというと、Web参照2,000回、YouTube視聴2-4時間、メール10万通がそれぞれ可能。これはなかなかのボリュームです。全部やっても、Web600回、YouTube1時間、メール3万通程度なら可能という訳です。
しかし、回線スピードをチェックしようと思い、SPEEDTESTというアプリをインストールして使ってみたところ、1回のテストに40MBも使用しており、14回テストをすれは540MBを使い切ってしまうことが分かりました。ちなみに、Webからスピードテストをしてみると6MB、今後はスピードテストはWebからしよう。
このことより、テータ通信内容を把握したうえで3日間制限をうまくコントロールしないと、3.1GBプランでも快適に使うことができないことが判明しました。
いくら繰越データがあっても、高速データ通信は1日180MB、1ヶ月5.4GBが上限となっているのが現実です。
楽天モバイルには、「楽天モバイル SIMアプリ」というデータ通信をどれだけ利用したかがひと目で分かるよう、当月の残量と直近3日間のデータ通信利用量がグラフ表示する便利アプリが用意されています。
このアプリには、高速テータ通信をタップするだけでオフの出来る機能が備わっているので、敢えて低速モードにして無制限にデータ通信したり、データ通信量の節約をすることが可能です。
但し、低速モードは、3日間の利用量にカウントされないという訳でなく、不要なデータ通信の節約といった意味合いが強くなっています。
この辺を理解して、低速モードをうまく使いながら様子を見てみるのが良いと思います。
では、低速モードの200Kbbsではどんな状態かというと、大雑把には動画×、画像、音声△、テキスト○の環境となります。画像の少ないWeb参照や、短時間のIP電話や音楽の視聴ならOK、低解像度の動画ならなんとか・・という感じです。
ただ、楽天モバイルの低速モードは、「バースト転送機能」という機能があり、他のMVNOの低速モードよりも体感スピードは上です。
バースト転送機能とは、Webを開いてから最初の2,3秒間のみページを高速で読み込み、ページを読み込み終わると元の低速状態に戻る機能です。
無制限のプランでは意識しなかったデータ通信の内容や仕組み、これを理解して少しの工夫を加えることで、無駄な通信を極力減らし快適なネット環境を構築することは可能です。